5月5日は「国際助産師の日」

「国際助産師の日」※ に合わせて「助産師」や「お産」に関するさまざまなオンラインイベントが企画されていました。私は4日夜から「出産の写真展とトークライブ」に参加、5日は朝9時からなんと23時半過ぎまで、「語り継ぐ私のお産と生き方」(⇒まだ継続中!参加お申し込みできます! https://peraichi.com/landing_pages/view/katari05052021)に参加して、1日中どっぷりとお産ワールドに浸かりました。 It's an OSAN  world!そしてIt's a small world! ZOOMならでは日本、イギリス、スペイン、アメリカ、オランダ、ニュージーランドほか世界中の日本人と現地の助産師・ドゥーラの方々のお産ストーリーをたくさんうかがい、ディスカッションしました。

 

 

みなさんそれぞれ大切な貴重な宝物のような体験談をお話下さり、悲喜こもごも~喜怒哀楽爆発?一緒に味わわせていただきました。お話下さったみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

学んだことはとてもとても書ききれないですが、昨夜最終夜中に一番心に残ったことは、、世界と日本のお産事情の違いの中に、日本のジェンダーギャップや医療(だけではないけれど)ヒエラルキーの根深さを実感したことでしょうか。

カナダもニュージーランドもイギリスも、妊娠中の超音波検査や体重測定など日本では妊婦健診時に普通にしている検査ひとつひとつに、何のためにそれをするのか、あなたはそれが必要なのか?と妊婦さんが問われるとのこと。一貫して、自分の身体、人生には自分で責任を持つ(そもそも自分にしか責任は取れない)ということが助産師にも産む人にも当たり前になっている。日本でのルーティンは増える一方ですが、、いのちを守るためよりももしもの時の訴訟対策であって、それは日本の助産師である私は2つのいのちは私が守らねば(とても簡単に言えば、助産師なんだから手伝ってあげなければ)という勝手なおごりから来ているのだということを思い知らされました。日頃から「おまかせにしないで自分で産む」のですよ、助産師はお産の時には黒子に徹し、女性のそばにいて見守ること、そういられるように妊娠中に信頼関係を築くこと、居心地よくリラックスできる環境(人間関係も)を整えることが助産師の役目だと口にしているくせに、いくつかのお産ストーリーをうかがう中で私は何度もそのことを突きつけられました。誰のために?何のために?     妊娠中の血液検査の是非までも、もし貧血だったらどうするつもりなのかまでも!検査するもしないもその女性の責任! 実は女性が選択できる、声を挙げられる世の中にしていくことが助産師の役割だったとは!

参加者のお一人が「検査(して管理)すると女性の自信を奪うよね」と。産む女性にとって1番大事な自信を、いのちを守る責任を勝手にこちらが背負って女性から奪い、こちらがコントロールすることのないようにしないといけない。

 

もう熱くて熱くて昨夜はなかなか眠りにつけませんでした・・16、30日にもまた1日中あります。体調整えて挑みます 笑

 

 

 

1990年に開催されたICM神戸大会の国際評議会にて、助産師の業務の重要性について意識を高めることを目的に、55日を国際助産師の日(International Day of the MidwifeIDM)」とすることを決定しました。