産み方は生き方

産婦さんは、職場の上司・同僚にも愛されキャラの助産師さん。今までのお産は2回とも「自分のしたいようにしたらいいよ」と施設の全面協力体制のもと、お産当日はオールスターズに見守られながらご安産だったと。(ご本人弁)

元々は青年海外協力隊で医療が十分に行き渡らない人々への支援やその現場だからこそ医療を必要としないお産に興味があったのだそう。そんな熱い思いを持ち続けて数ヶ所変わった勤務先でもその場その場で一生懸命自己研鑽に努めてキャリアを積み上げてこられました。

  

そんな中で望んだ3人目さんは待ってました!とおなかの中にやってきたみたい。あらためて今までのお産を振り返ると、、自分が本当にしたかったお産ができたかな?お産を長引かせてはいけないと歯を食いしばって思いっきりいきんだなぁ、やっぱり緊張していたかも・・本当にまじめで周りへの気遣いの人なんです。

でも今回、妊娠初期から赤ちゃんが突きつけてきたのは、本当に自分らしいお産とは、だれとどこでどんな風に産みたいのか、自問自答?いいえ、それはお腹の赤ちゃんの声をていねいに聴く事、いつかは正面から向き合わなければならない自分の生き方でした。

妊娠後期に入っても出産場所はまだ決まらず、揺れる気持ちに涙されることもありました。母として、女性として、助産師としてもうすぐ迎える3回目の出産。もう決めないとね!産み方は生き方、決めるのはあなたですから。産休前の勤務最終日に上司に自宅分娩を猛反対されたと(!! ヽ(`Д´)ノ !!)電話口で2回目の涙を流されましたが、、、彼女の気持ちにもう迷いはなく晴れ晴れと臨月を迎えられました。私も!

 

上の写真は、出産場所が決まるまで心配して下さっていた6歳の長女さんが、やっと決まって!描いたご家族の絵(もちろんおなかの中には可愛らしい赤ちゃんが!)と初診時にみなさんにお渡ししている「自分で産む」を入れた額。この絵と額に見守られながらご家族の手を握ってお産なさいました!

 

陣痛が始まり駆けつけた私を「ようこそ~♡」と迎えてくださった彼女はやっぱり気遣いの人。

でも「自分のお産」をご自身のホームで立派にやり遂げられました。産婦さんが主(あるじ)、助産師がアウェイ。 

これぞ HOME BIRTH ! だから自宅出産やめられません♡ 助産師やめられません♡ありがとう。

「産み方は生き方」・・は左古産婆のお言葉

助産師は「産ませ屋」ではなくて「咲かせ屋」であれ・・は先輩ママからのお言葉

 

おめでとうおめでとう  さくらの花 咲きました~ ♪