15年ぶりにお母さんのお腹にやって来た小さないのち♡
初診時からお父さんも思春期のお兄ちゃんおふたりもお揃いで私の健診を受けてくださるところから赤ちゃんの歓迎ぶりを大いに感じ、それは毎回お会いするたびにより強く感じられて・・まだ膨らんでいないお母さんのお腹に手を当て話しかけ、ドプラー（胎児心拍を聴きとる器械）の音に耳を澄まし、妊婦であるお母さんを労わり、ご家族全員でお腹の赤ちゃんを慈しみ育てる感じ!! そのご様子に、妊婦健診で毎回私は感動していました。
新型コロナ禍の施設分娩では出産時の立ち会いや入院中の面会も制限された頃でしたが、自宅分娩ならみんなで赤ちゃんを迎えられる！自宅分娩を選んでいて良かった！と。自宅分娩はご家族全員の目標となり妊娠期間中の難題もご家族全員でしっかり受け止め乗り越えていかれました。
そして待ちに待った第３子のお誕生は満月のご出産予定日を１週間以上も過ぎてからでした。２～３日前から前駆陣痛があり長い助走でしたが、本当の陣痛が始まってみるとやっぱり良いタイミングで晩ご飯もお風呂もちゃんと済ませて。生まれる瞬間は（お父さんに遠慮して？）別の部屋にいるかも？でも生まれたらすぐ会いたい！？と言っていたお兄ちゃんたちも私が連絡を受けてご自宅に到着した頃にはお父さんとともにしっかりサポート。３人が絶妙のタイミングで入れ替わり支え、腰をさすり、額の汗を拭き、のどが渇くと水を含ませる。大きな男性３人に囲まれてお姫様となられた産婦さんが押し寄せる陣痛の波を乗り越えていらっしゃいました（笑）！ ご家族全員、ご出産立ち会い人に選ばれましたね♡お誕生の瞬間は下のお兄ちゃんがお母さんを支え、赤ちゃんはお父さんの大きな両手でキャッチされると、すぐさまお母さんの胸の中へ渡されました。上のお兄ちゃんが撮ったその時のビデオ画面は感動で？興奮で？大きく振れていました。そして冷静に赤ちゃんを受け止めたお父さんと元気に産声を上げた赤ちゃんの向こうにびっくり歓喜の表情の下のお兄ちゃんがばっちり映っていました＼(◎o◎)／
やっと会えた小さな天使に皆さんメロメロ♡なんです。抱っこもお風呂も皆さんで順番に（笑）しかもめっちゃ優しい！ 赤ちゃんが泣き出すと、、それに呼応して皆さんで大合唱に（笑）
お腹の中の赤ちゃんをみんなで育てる、お母さんが命懸けでいのちを産み出す、新しいいのちを家族みんなで迎える、願いを込めてお名前を付ける、、、真近で経験されたお兄ちゃんたち、、、自分が生まれた時もこうだった、みんなに待ち望まれて生まれてきた、そして大事に育ててもらった、、、自分は大事な存在、自分を大切に、周りの人も大切に思う人生を歩んでいかれるでしょうね。お産ってほんと素晴らしいです。ご家族の未来に幸あれ～！
こんな素敵なご家族のお産に立ち会わせていただき幸せです。 感謝 m(_ _)m