セミ、生まれました!(セミの羽化、見届けました)

 

九州で甚大な被害をもたらした今年の梅雨の大雨は、今日の明け方関西を通過し次は岐阜県や長野県にも大きな爪痕を残しました。どうか明日には雨がおさまりますように。現場の皆さまにお見舞い申し上げます。

 

昨日はちょうど七夕で、旧暦だと小暑(しょうしょ:私の旧暦カレンダーによると、セミが鳴き始め、本格的な厚さが始まる頃)でした。昨日の早朝、玄関先で雨の中歩いている泥まみれのセミの赤ちゃんを発見。こんなところにいると出勤の夫の車にひかれてしまうΣ(゚o゚;;と雨の当たらない植木の下に運びました。7年間も土の中にいて、こんな大雨の日に出てきてしまったんやなぁ、間違えたなぁ、、それから仕事に行き夕方帰宅すると、多分私が助けたセミの赤ちゃんが玄関前の植木で羽化を始めていました。見つけた時にはすでに殻から体半分出ていましたが、さっきまでザーッと激しい雨が当たる場所でしたから、もう力尽きているのかと思いました。あ~ぁ残念、やっぱり出てくる日を間違えたね(T_T)  セミの羽化、、子どもが幼い頃は何回か未明に捕まえてきてベランダで観察しましたが、もう17~8年ぶりくらいで久しぶりでしたので、じーっと観察。生きてる!次の雨が降らない今のうちに!がんばれ!母、私、娘が見守る中15分もしないうちにシースルーのセミが生まれました!!良かった~   でもその後徐々に茶色に変色してきても、小雨が降ってきても、セミはじーとしたまま。茶色になったらもう触っても、屋根の下に入れても大丈夫かなぁ?傘さしてあげたほうがいいかなぁ?  調べました。

羽化の間は絶対触ったらダメ、羽化の直後も触ったらダメ、、どれくらいたったら触っても大丈夫なのか?娘はそのままそっとしておくべきと。そして避難勧告も出るほどの豪雨、、、早朝の豪雨の中でもセミは昨夜と同じ場所でじっとしていました。なんで~?とうとう・・?   小雨になってやっと屋根の下に移動させようとそ~っと両手で捕まえたら、、バタバタと私の手から逃れるように元気に飛んで行ってしまいました!  よかった~

7年も土の中でじーっと地上に出る時を待ち、やっと出てきた日が豪雨であっても、、、間違えた訳ではないんやなぁ。たくましいなぁ。

 

セミと人間を一緒にしたり、新型コロナを一緒にするなんて医療従事者のくせに、、、ですが、、、

今の新型コロナ禍を思いました。最初お母さんのおなかに来てくれた時には想像もしなかった今のこの世界。赤ちゃんはわかっていたのかな?赤ちゃんはいつどのお母さんの子どもになるのか選んで来ているといいますから。

京都府では多くの施設で症状がなくても全産婦さんのPCR検査実施と検査が陰性であってもご家族の立会、面会の制限がなされています。(施設によって違います。助産院・自宅分娩であっても助産師によって違います。はっきりと統一されていません)こんな人類初体験、試行錯誤の世の中であっても、赤ちゃんはたくましく、生きようと希望を持って生まれてきてくれるし、その赤ちゃんに選ばれたお母さんは腹をくくって頑張って産んでくださっています。赤ちゃんはやっぱりわかっていたのでしょうねぇ。そうとしか思えません! 梅雨の、豪雨のさなかのセミの羽化を見てそう思いましたm(_ _)m