「感じるお産」=「右脳出産」

新年最初の満月🌕の日に赤ちゃんがお生まれになられました。上のお2人が出産予定日過ぎてのお産でしたので、満月だけどお産はまだまだ先とみんなが思っていたのですが…新年最初の満月のパワーは絶大で…3人目さんにして初めてご予定日より10日早くのご出産となりました。
ご自宅出産は4年前の2人目さんに続いて2回目でご家族の皆さんとも気心が知れた仲。私の彼女への信頼感はゆるぎないものでした。ご懐妊のお知らせがただただ嬉しくて❤️
とはいえお身体も気持ちも生活環境も毎回違う、だから妊娠も出産も1回1回違うんだ、と私は何度も自分に言い聞かせていました。

なのに私はついつい、前はこうだったね、どうでしたっけ?と…突然の初期の出血からの安静生活はまだ小さな赤ちゃんからの「わたしはわたしよ!」の声でしたね。きっと。
3人目さんともなるとお母さん業大忙し、ご自身のための時間が取りにくい、そんな中でもご家族や周りの方の支援もありがたく受け取り、素直に甘えて相談できる人がある。
彼女を見ていて
「自然なお産を女性たちのもとへ」の実践だなと思いました。
妊婦さんを中心にご家族はもちろん、周りの女性があーだこーだと世話を焼き、自然なお産に導く…

そうすることで「医療が必要な方には手厚いケアとともに十分な医療が届きます様に」🙏

今回唯一のバースプランは3人目さんゆえの「集中して産みたい」でした。(上の子どもさんがいらして)集中して産めるかなぁと心配もされていました。
私と彼女とのバースレビューの一部

・陣痛が始まったとき、夜中でもあり「ひとりで行けるところまで行こう」と思っていたけれど、途中「いや、ひとりで頑張るのはなんか違う!」とご主人さんを起こし、私がご自宅に駆けつけた時には 彼女は横になりご主人さんに腰からお尻にかけてテルミーを当ててもらって陣痛を超えていかれる「おふたりの世界」がありました~♡     この場面、彼女曰く「私のお産の第1章」だそうです。

・薄暗い部屋で陣痛を超えていたとき・・「私のお産の第2章」・・遠くに子どもたちの声が聞こえるけれど自分の周りは静かで自分ひとりでいるような感覚があった。でも気づけば誰かわからないけれどまるで千手観音の様に(笑)腰をさすってもらっている手がある、乾いた喉に水を含ませてくれる手がある、あ、みんないたんだ、と感じる瞬間があった。

・(ご出産の後半・・彼女的には第3章・・はお風呂に浸かっておられましたが)ここでも子どもさんたちの声援が遠くに聞こえ、赤ちゃんがぐーっと下がってくるのを感じた。もうお風呂から出たくない、ここで産んでもいいですか?って赤ちゃんに声をかけた(笑)。自分で内診して赤ちゃんの頭に触れてからはずっと赤ちゃんの生まれ出ようとするスピードを早めるでも抑えるでもなく、ただただ赤ちゃんの進み方とご自身の身体(産道)の準備の状態を感じながら産んだ、と。

確かに彼女は赤ちゃんの頭が会陰に挟まっている時もご自分で赤ちゃんの頭をホールドし、私とともにゆっくりと児頭を娩出させると、次は第4回旋でぐるっと赤ちゃんが横に向くのも「感じたい」と言いながら見事に支え誘導しご自分の胸の上に迎えたのです!!

・今回のお産のテーマは「感じる」だったと思う、と。

・おうちで弟と妹のお誕生に立会い2回目の長女さん:「木村さん、お母さんはご安産だったの?」

 木村:「順調で何の問題もなかったけど、ご安産かどうかはお母さんがどう感じたか、だよ!」

 お母さん:「私の思いはすべて叶ったパーフェクトなお産だった!ってことはご安産ってことかな?」       

 

ご自身の気持ち・感覚・赤ちゃんの気持ちに「集中して」素直に身をゆだねて「感じるお産」をされたのですね!良かったわぁ。嬉しいです!

 4年前のお産のテーマは「右脳出産」でした。無事ご出産後も「右脳出産できたのかなぁ?」とおっしゃっていましたが、今回は間違いなく「感じるお産」=「右脳出産」されたようですね!

 ご家族の大切なお産に2回も立ち会わせていただけて、しかも「思いがすべて叶ったお産」に立ち会わせていただけて心から感謝です。嬉しい♡ありがとうございます。